オリンピックで心折れて退職した薬剤師が思うこと
今日もワンオペ育児い。
さてさて、オリンピックで連日盛り上がっていますね。
「オリンピック開催決定!」で心折れて薬局を退職した私はちょっと複雑です。
ちょっとここで吐き出しますです。
最終的には起業したいという気持ちがあったので退職したっていいじゃない?という話ですが、やはり予想していたオリンピックによる陽性者数の爆発をみるとイヤ~な気持ちになってしまいます。
帰省もなし、オチビのプールもなし、夏休みの旅行もなし、保育園のイベントもなし。
公園での噴水やジャブジャブ池もないから、実質、オチビは外遊びできませんよ。熱中症になるから!
オリンピックしてるのにみんな我慢なんかできませんよ。
ワクチン打って、ウロウロしたい気持ちに祭りのオリンピックですよ?
そりゃ自粛は無理だよ・・・・。
特に大手チェーンであった前職場は大変なようです。
本人だけでなく、同居の家族に微熱でもあったら、即休み。
穴埋めはナシか、強引に他店舗から引っぱって来ているようで、人手不足でギスギスがひどいらしい。
ワクチン陰謀論の方から長ーいお問い合わせがあったり、副作用についての質問、コロナではないかと不安の問い合わせ、怖くて薬局に行きたくないのでどうにかしてほしいなど、いつもならない業務でパンパンという話がひどいです・・・・。
友人の薬剤師は、微熱があるけど歯医者・皮膚科・整形にかかった、とか、本当はいけないんだけど旅行に行った、などの話を聞くことも多く、精神的に参っているらしい。
そういう話は墓場まで持っていってくれ・・・・。
今回の話でさ、薬剤師会って本当に何もしてくれないんだなと思いました。
「コロナ禍だからこそ、問われる薬剤師の任務」とかは言ってきますが、分かっている症状、取るべき対策なんかのアナウンスは0。
「こういう対策は最低限して、こういう業務を行っていこう」みたいな方向性がないまま、何かあったら責められる仕事ってどうなんでしょう?
個人薬局など、デルタ型も出てきてどうしていいか分からないところも多いと思います。
最近、友人の薬剤師も辞めたのですが、エボラ感染の流行があったときに空港近くの薬局で働いており、めちゃめちゃ観光客がくる立地だったそうです。
当然、発熱患者も多く、「エボラだったら・・・」と思いながら仕事していたそうなのですが、結局、いつ収束したのか分からないまま、エボラの話は終わってしまい「あれれ??」と思っていたそうな。
それで、今回のコロナのときに「また国も薬剤師会も何もしてくれないヤツだ」と家族を説得し、やっと退職できたと話していました。
今回の話でさ、本当に国は医療従事者を舐めているな、っていうのが分かったので、少なくても責任のある正社員では絶対に復帰しません。
もう薬局・病院などの医療機関にかかわらないか、即辞めるという気持ちで短時間のパートにしかならない。
旦那氏はどうにか説得したいようですが、オリンピックを見るたびに「もう復帰しない」という強い意志がムクムク沸いてきます。
結局、何かイヤなのかというと、「国の覚悟が足りない、長期の見通しがない」のがイヤ。
例えば、去年から「オリンピックはやります。」と明言して、そのために入国制限して、医療機関を充実させたり、ワクチン打ったり、緊急事態宣言してきつめに拘束だったら、納得できました。
「今は大変だけど、オリンピックを楽しみにしよう」と気持ちを切り替えられる人もいたと思います。
それで犠牲になる人もいるけど、それでも「オリンピックはやる」と決定して、対策して、保証して・・・・と長期でやっているならこんな気持ちにはならなかった。
やるのか、やらないのか分からない感じでフワフワして、何の対策もしてないのに直前でばたばた実施して本当にバカ丸出しです。
こんな気持ち、オリンピックを楽しく見ている旦那氏、オチビには言えないのでここで吐き出してみました。
早く、コロナ収束しますように・・・・。