ワンオペ薬剤師なゆたの「一人でできますわよ!!!」

アラフォー薬剤師なゆたのワンオペ育児とチャレンジの日々をゆるゆると綴っていきます

現役の薬剤師はコロナワクチンのボランティアに行くべきか?

 今日もワンオペ育児です~。

 最近、オチビがもりもり食べてくれて楽でござんす。

 

 さてさて、今日も薬局の話ですが、「コロナワクチンのボランティアについて」。

 

 そろそろ地元の高齢者ワクチンが始まりそうなのです。

 

 が、医療従事者のワクチン接種をみても、すごい人数が必要なのね。

 人数も少ないし、質問もなし、の同業者相手でもけっこう人数が必要。

 

 案内、検温、受付、案内、接種、案内、待機場所での見守り、質問受付、最後の受付・・・・などなど。

 マンパワー足りないですよね~、と唸ってしまいました。

 

 これを見てねえ、「ワクチンのボランティアやりたい」と騒ぎ出した薬剤師がおり・・・。

 

 なんと、その志の高さに会社が感動して、業務中にやることになったらしい。

 その人が休みの分は、残ったスタッフで頑張って・・・ってさ・・・。

 

 う~ん、それって・・・・。

 

 おそらく仕事をするよりもワクチンで誘導するボランティアのほうが楽だし、やりがいもある。

 残ったスタッフが一番大変だけど、評価されるのはボランティアした薬剤師なんですよね。

 有給使うからお金もでるし、いいことばかりなのです。

 

 私はボランティアっていうのは、余裕がある人以外はしてはいけないと思ってます。

 誰かが犠牲になる形でやるのは違う。

 いい行為でも憎まれる原因になってしまうから。

 どうしてもやりたいなら、自分が休む日の仕事を前倒しでやって余裕を作り、回りに理解してもらっていけばいいと思うんです。

 

 でも、実際、こうやって人に仕事を押し付けて、何も失わずにボランティアに行って評価される人と、犠牲になる人がいる。

 

 医療関係だとこういう話多いです。

 人のためになる、という口実で、普段の仕事を投げ出して研修に行ったり、ボランティアしたりする。

 でも、それって自分のためでしょ?

 それなら、人に迷惑かけない、理解を求める、っていうのは当然必要なのに・・・。

 

 私はこの時世なら、自分の薬局を守って地域医療に貢献し、普段はコロナの影響を受けないようにこもって生活している人が一番尊いと思う。

 地元のワクチンの日は積極的に携帯当番をして、副作用に悩む患者さんのサポートをするほうが百倍いいと思うけど・・・。

 それを放り出して行くボランティアに意味があるのかな・・・。

 

 行く予定の薬剤師が、ふだんからお茶したり、大型ショッピングセンターなどに買い物したり、観劇しているのを知っているだけに、すごく複雑でした。